
転職活動を進めるにあたって、自分のスキルや経験を振り返るのは大切です。
何故なら新卒者と違って、中途採用では以前の職場で得られたスキルや経験を、転職先でどのように活かせるかが求められるからです。
スキルや経験ってなに?
スキルとは「学習や訓練を行って得られた能力のこと」です。
例えば、あなたが介護のことについて勉強して学んで身につけた知識・技術・資格などは「スキル」になります。
しかし、スキルはこれだけではありません。
「Aさんって誰とでも上手に付き合えるよね」
「Bさんは後輩に仕事を教えるのが上手いよね」
など、良好な人間関係を築ける、優秀な人材を教育できるといった技能も、スキル(ヒューマンスキル)に入ります。
次は経験です。
経験は実際に見たり聞いたり、触れたり感じたり、まだしたことがないという状態から、したことがあるという状態へ変わることを「経験」と言います。
前職が介護職であれば
「入浴介助をしたことがあります」
「ユニットリーダーを任されていました」
などが挙げられます。
スキルや経験をまとめることで何が分かる?
自分のスキルや経験をまとめていくと、今後自分が希望とする職場に対して、何が不足しているのかが見えてきます。
私の場合は1度目の転職が、介護未経験状態での介護現場への就職でしたから、介護全般に対する知識や技術が不足していました。
2度目の転職のときは、施設からグループホームへの転職でした。
介護の技術や知識はそれなりに積んできましたが、グループホームで求められるものはそれだけではありません。
オムツ交換や入浴介助などの直接的な介助の他に、家事など日常生活を通じて高齢者の方の状態を把握し、できることを増やしていく、というスキルが求められます。
その点では、私はまだスキル不足だったため、今後補っていく必要がありました。
このように自分のスキルや経験をまとめることで
自分には何が足りないか?
逆にどんな部分を希望とする職場で活かせるか?
が、明確になってきます。
スキルや経験をまとめる方法
ここでは、実際にまとめていくために必要な項目を記載していきます。
この項目に沿って、あなたのスキルや経験を見つめ直してみて下さい。
・今までに身につけたスキルはどの様なものがありますか?
・身につけたスキルと、希望する職場で活かせるスキルで共通するものは?
・希望する職場へ就職するために不足しているスキルは?
・不足しているスキルに対して、どのような対処が必要か?
・今までの経験を希望する職場へどう活かせるか?
まとめ
・スキルは学習や訓練を行って得られた能力のこと(知識・技術・資格など)
・経験は「したことがない→したことがある」という状態へ変わること
・まとめることで、転職先で不足するスキル・活かせるスキルが明確になる

不足しているスキルを「補う努力」をしていることも、立派なアピールポイントになります。
こういった作業をしたうえで、転職活動に臨むとよりスムーズに進めることができます。
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