どうも、坂野です。

 

ここ最近、私の周りでも「認知症カフェ」なる言葉をよく耳にするようになりました。

 

そして、実は私の職場でも近々認知症カフェを企画しようと奮闘中です(*^_^*)

 

で、今回はそんな認知症カフェについて、どんなものなのか?対象は?効果は?運営に補助費用がでるのか?などなど色々と調べたので、認知症者本人、その家族、運営スタッフなどへ向けて分かる範囲で認知症カフェのことをお伝えしていきますね。

認知症カフェって何?

子育てママ・みゆき子育てママ・みゆき

認知症カフェってよく聞くけど、実際どんなことをするのか私もよく分かってないんですよね(;・∀・)

介護福祉士・坂野介護福祉士・坂野

介護職者でも、なかなか認知症カフェのことについて深く理解している人は多くないんですよね(^▽^;)

じゃあ、みゆきさんにも分かりやすく解説していきましょう!

認知症カフェは、厚生労働省が策定した認知症施策推進総合戦略(通称:新オレンジプラン)という、認知症の人が「住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる」ことができるようにサポートする活動の一環として行われるもので、「オレンジカフェ」とも呼ばれます。

 

一般的に認知症の方や高齢者の方などは、定期的に外出して気分転換してもらった方が健康に良さそう!って思いますが、じゃあ具体的にどこへ行こうかな?ってなると困っちゃうことが多いです…。

 

認知症カフェは、そんな認知症の人やその家族、地域住民などに対して誰でも気軽に集える場所を提供して、交流や情報交換に役立ててもらう、というのが目的になっているんです。

認知症カフェが開催される場所や運営者は?

画像引用:NPO法人UPTREE(アップツリー)

 

さて、この「認知症カフェ」なんですが、知らない人が聞くとおしゃれな喫茶店やなんかに集まってお茶でもするのかな?っていうイメージ沸きませんか?

 

あながち間違ってもいないんですが、認知症カフェは喫茶店に限らず、地域包括支援センターなどの福祉施設や公民館、一軒家(古民家や自宅の開放)、病院や施設内のホール、学校内の一室、地域の交流館など様々な場所で開催されています。

 

また運営者(運営母体)となっているのは、NPO法人・社会福祉法人・当事者・市町村・医療機関・医師などが中心となっていて、定期的に開催しているようです。

参考:認知症カフェのあり方と運営に関する調査研究事業報告書

どんな人が対象で何をするの?参加費用はどれくらい?

じゃあどんな人が認知症カフェに集まるの?っていう話なんですが、対象者は認知症の人(アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症※ピック病・脳血管性認知症・若年性認知症・軽度認知障害※MCIなど)、その家族、専門家、地域住民(一般の人)など、誰でも気軽に集まれます。

 

内容としては、その日集まったメンバーでお茶やお菓子を食べながら、普段抱えている悩みや疑問を気軽に相談したり、情報交換の場としても利用できるんです。

 

参加費用に関してはまちまちで、無料(お茶屋お茶菓子付き)~500円(お茶、お茶菓子、ランチ付き)など、運営側によって様々です。

実際どんなことをしているの?プログラム内容は?

子育てママ・みゆき子育てママ・みゆき

なるほど~!、認知症カフェについてなんとなく理解できてきたぞ~(*´▽`*)

介護福祉士・坂野介護福祉士・坂野

それはよかった!じゃあ認知症カフェの実態がつかめてきたところで、実際にはどんな活動をしているのか見ていきましょうか。

さて、それではここからは認知症カフェで実際に行われている活動を挙げていきます。

 

  • 茶菓子や食事の提供(すべての施設)
  • 専門職による介護相談
  • 一緒に料理を作る
  • 専門職による講話や勉強会
  • 音楽の生演奏
  • 散歩、体操、園芸など
  • 編み物、手芸、工作など
  • 日記や脳トレ、ゲームなど
  • カラオケ、歌

 

どうでしょうか?一口に認知症カフェと言っても、特に「何かをしなければならない」という決まりもないので、運営元によって色んな活動が行われていますよね(*^▽^*)。

 

活動内容自体は自由なので、今後もっともっと個性的な活動を取り入れてくるカフェさんが出てくるかもしれませんよ。

認知症カフェに参加した方の評判・口コミ・効果

認知症カフェは、基本的に本人だけではなくて、家族・専門職・地域住民それぞれに様々な効果が期待できます。

 

ここではそれぞれの立場からの感想を、参加者の声や評判として口コミ風にまとめてみました。

 

認知症者

  • 通える場/居場所が出来た
  • 病気を強く意識することなく楽に参加できた
  • 飲み物や食事がおいしくて,おもてなしをしてもらったので,リラックスできた
  • 楽しくて笑えた
  • 役割があったので嬉しくなった
  • 介護を受けることやサービスを利用することに関する不安が減った
  • いろいろなサービスを使おうという気持ちになった

認知症者の家族

  • 病院や施設に通うよりも,楽に参加できた
  • 少しの間介護を忘れ,息抜きになった
  • 本人の笑顔や活動を見ると安心して優しい気持ちになれた
  • 施設よりも専門職の人が身近に感じられた
  • 医療機関や行政の窓口に行くよりも躊躇なく相談できた
  • 介護家族同士,悩みを吐き出せて楽になった
  • 介護の工夫の話や,他者のカフェでの関わり方が参考になった

専門職者

  • 自身の普段の臨床の姿勢や認知症ケアを振り返る場となった
  • 認知症の人と家族を支える焦点が具体的に絞りこめた
  • 本人からも家族からも市民からも,元気を受け取った
  • 自分も同じ地域の住民であるという意識が強くなって、認知症ケアを通して地域づくりを考えるようになった

地域住民(市民)

  • 認知症が特別な病気でないことを知ることができた
  • 近所の交流が増えた
  • 認知症を自分の近い将来のこととして身近に考えることができた
  • 役割があり,喜びややりがいを感じた軽度の時から認知症の人に出会うので、症状が進行しても継続してサポートできる
  • 他者のカフェでの関わり方が参考になった

引用:認知症カフェの現状とこれからの役割(宮崎県作業療法士会

 

こうやって見ると、認知症の予防や進行・症状の緩和、家族への心理的負担の軽減など様々な効果が期待できそうです。

 

特に認知症者本人から「通える場/居場所が出来た」なんていう感想をもらった日には、嬉しくて泣けて来ちゃうかもしれませんね(;^ω^)

運営に届け出は必要?運営費はどうしてる?補助金とかあるの?

認知症カフェの開設については、市町村による内容や費用等の基準は特に設けられていない場合が多く、市への届出の必要もなく、自由な形式で開設ができるようになっている場合が多いようです。

 

また、年間の運営費は200万以下(10万以下という団体も含む)という団体が多いようですが、そもそもカフェの参加費用が500円以下という場合がほとんどなので、家賃の問題などから継続した運営に金銭的苦戦を強いられているところも当然あります。

 

お金と人が必要な活動なので、完全ボランティアというのはなかなか厳しい。そこで、市町村によっては補助金(助成金)がもらえるところもあるようです。

 

例えば

倉敷市認知症カフェ運営事業助成金交付要綱 (岡山県倉敷市)※1年度あたり5万円

認知症カフェ(オレンジカフェ)設立資金助成事業(長野県長野市)※1か所に付き20万円

 

こういった補助金はきちんと書類を作成することで支給される場合が多いですが、年間の予算は限られているので予算がなくなった時点で支給を断られるケースも出てくるかもしれません。

 

いずれも詳しくは市町村のホームページや、市役所などへ直接問い合わせてみることが必要ですね。

おススメの本・認知症カフェハンドブック

もっと詳しく知りたいという場合には、この「認知症カフェハンドブック」という本がおススメですので、是非1度読んでみて下さい。

全国の実施状況

最後に平成26年度の認知症カフェ全国の実施状況を載せておきます。

都道府県 カフェ数 都道府県 カフェ数
北海道 32 岩手県 7
宮城県 39 秋田県 2
山形県 14 茨城県 1
栃木県 4 群馬県 1
埼玉県 81 千葉県 17
東京都 3 神奈川県 26
新潟県 25 富山県 13
石川県 16 福井県 15
山梨県 6 長野県 13
岐阜県 6 愛知県 1
三重県 10 滋賀県 12
京都府 73 大阪府 35
兵庫県 73 奈良県 3
和歌山県 7 鳥取県 4
島根県 6 岡山県 14
広島県 15 山口県 7
香川県 1 高知県 1
福岡県 24 長崎県 1
熊本県 20 大分県 7
宮崎県 10 鹿児島県 7
沖縄県 3 合計 655

参考:厚生労働省~認知症カフェ実施状況

まとめ

子育てママ・みゆき子育てママ・みゆき

いや~坂野さんのおかげで認知症カフェのことをだいぶ理解することができました♪ありがとうございます!(*^_^*)

介護福祉士・坂野介護福祉士・坂野

いえいえ、理解して頂けたならよかったです(*^^)v

今回、私の職場で認知症カフェを企画している、ということもあってかなり調べたんですが、知れば知るほど認知症カフェの重要さと運営の難しさを感じましたね(^▽^;)

ただ、やりがいも絶対にあるはずですし、これからますます認知症カフェは重要になってくると確信していますので、健全な運営ができるように頑張っていこうと思います!